海外の一人旅。いい響きですよね。
バックパッカー・・・・うーん、たくましい!人間力に溢れている感じします。
そんなステキなバックパッカーへの固定観念が吹き飛ばされちゃう、おススメの旅行記があります。
さくら剛氏の旅行記シリーズです。
さくら氏は、1976年静岡県浜松市生まれ。
引きこもりの自称六流作家です。
中国に行くといって自分を振った彼女に会いにいくため、
そして、引きこもりの自分を鍛えなおすため、中国への一人旅を決意します。
その旅行記をブログに掲載していたのが話題になり、ついに本として出版されたのが
「インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも」(2009年)です。
中国に行くのに何でインド?
なんと彼は、少しでも自分に試練を与えるため
中国大陸の一番反対側、南アフリカから大陸を横断して中国を目指すルートで行くことにしたのです。
ですからこの旅行記はインド編・アフリカ編・東南アジア編そして中国編というシリーズものになっています。最初にインド編が出版されました。
なんてたくましい引きこもり・・・矛盾の塊です。
南アフリカの空港で「なんでこんな遠くに来ちゃったんだろう。日本に戻りたい!」
と号泣するさくら氏のへなちょこ旅は、
きれいごとだけではないエッセンスがてんこ盛り。
そう、一番多い描写はお腹を壊して、果敢に各国のトイレに挑む姿でしょう。
カラダはってます。
とにかく、超おもしろいです。
電車の中で読むのは危険です。
私はこの本が大好きで、繰り返し読むうちに、自分がインド旅行を済ませた感覚に陥ってます。
情けなくも愛らしい彼と一緒に、お腹が痛くなってトイレを探したり、タクシーに目的地じゃないところに連れていかれたり、買い物するときの交渉に疲れてみたりするという、リアルな疑似海外旅行体験をしてみませんか?
インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも (アルファポリス文庫)
(アマゾンのレビューを読んでるだけでもおもしろいです)
好き嫌いあると思います。
もし、さくら剛さんにはまったら、
ポッドキャストで配信されている「さくら通信」も超絶おもしろいです。
ぜひ!
(ゆ)
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